※本品のご購入の際に、予め使用目的確認書のご提出をお願いしております。 サイト下部の「必要書類のダウンロード」よりご準備いただくようお願い申し上げます。
商品コード:01-531、01-531-5
ストレプトリジンO(SLO)は溶血レンサ球菌が菌体外に産生する膜傷害毒素であり、その膜傷害活性は赤血球の溶血により測定されている。SLOは酸素に不安定で容易に失活するが、チオール化合物により再活性化することからチオール活性化膜傷害毒素(thiol-activated cytolysin)とも呼ばれている。SLOはA群溶血レンサ球菌だけでなく、C群やG群の菌株によっても産生され、これらのアミノ酸配列は高度に保存されており相同性は98%以上である。 本品は、C群溶血レンサ球菌のSLOを遺伝子組換え技術により大腸菌で大量発現させ、高度に精製したものである。比活性は1900000 hemolytic units (HU)/mgと高く、細胞膜上に大きな孔を形成するため、生細胞中にタンパク質を導入することが可能である(文献1)。成熟型SLOは60.4 kDaで、本品はタグがついていて64.5kDaである。 用途 1) 抗SLO抗体(ASO)の力価測定のための抗原(臨床検査薬)WB Dot blot ELISA 2) 細胞膜の透過剤(生細胞に低分子から高分子まで導入可能:文献1) 3) 生きた細胞質内のATPの放出(文献3)
|