商品コード:73-505
ATF6 (activating transcription factor 6) は 小胞体 (ER) 膜結合型転写因子で、ERストレスに反応して活性化される。unfolded proteinがER に蓄積してくるとATF6はintramembrane proteolysisにより切断される。この結果生じたN端フラグメントは核へ移行し、ERシャペロンやER関連分解反応のコンポーネントなど、ERストレス誘導遺伝子のプロモーター領域にあるER stress-response elementに結合することによって転写を活性化する。ほ乳類では、ATF6 と ATF6という互いに類似したアイソフォームがある。転写の制御にはATF6でなく、ATF6 が重要な役割を果たしていると考えられる。 ATF6に対するモノクローナル抗体が京都大学森和俊教授の研究室で作成された。無血清培地で培養されたハイブリドーマの培養液より、独自のクロマト法などのマイルドな方法により、IgGを精製した。
|