商品コード:71-171
背景:Rb (Retinoblastoma 網膜芽腫)タンパク質は癌抑制遺伝子Rbのコードする110 kDaのタンパク質で、G1期で細胞周期を停止させて不適切な細胞増殖を止める機能を持っている(1)。Rbは転写促進因子であるE2F1 PU1.ATF2 UBF Elf-1 c-Ablなどと結合して転写レベルで増殖抑制機能を発揮する(2-4)。Rbの機能の喪失によって細胞増殖の制御が効かなくなり、網膜芽腫をはじめ、種々の悪性腫瘍が形成される。細胞増殖を転写レベルで抑制するRbの機能はサイクリン依存性のキナーゼによるRbのリン酸化によって不活化される。 用途 1. ウエスタンブロッテイング(~1 μg/ml) 2.ELISA 3. 他の用途は試されていない。 製品の性質 抗原:ヒトRbタンパク質のphospho-Ser795を含む合成ペプチド Isotype: マウスIgG2a (κ) 性状:精製抗体(IgG) 1 mg/ml in PBS 50% glycerol filter-sterilized 反応特異性:Ser795がリン酸化されたヒトRbタンパク質。他の腫ではテストされていない 文献 1. Sherr CJScience 274: 1672 (1996) 2. Nevins PJ et al. Science 258: 424 (1992) 3. Welch PJ & Wang JY Cell 75: 779 (1993) 4. Hu QJ et al. EMBO J. 9:1147 (1990)
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