製品番号:71-133 p53タンパク質は癌抑制遺伝子p53の産物である。p53の変異はヒト癌の半数以上で検出される最も重要な癌関連遺伝子である。p53は53 kDの位置に電気泳動で検出され、393のアミノ酸からなる。p53は細胞にストレスのない状態では量も少なく不活性な状態にあるが、種々のストレス特にDNA損傷等により活性化され、細胞周期の停止、DNA損傷の修復、アポトーシスの誘導などに関与する。p53の活性はセリンやスレオニンのリン酸化やリジンのアセチル化等の翻訳後の修飾によって制御されている。 p53のLys382部位のアセチル化はDNA損傷等に応答してp300/CBP acetyltransferaseによってなされ p53タンパク質の安定化と活性化に寄与する(文献1)。 用途: 1. ウエスタンブロッテイング (~1 μg/ml 図1) 2. ELISA 製品の性質 抗原:ヒトp53タンパク質のacetyl-Lys382を含む合成ペプチド 反応性:Lys382がアセチル化されたヒトp53タンパク質。他の種では試されていない。 Isotype: マウスIgG1 (κ) 性状: 精製モノクローン抗体(IgG) 1 mg/ml in PBS (pH 7.4) 50% glycerol .ろ過滅菌済 保存 : -20℃ (長期 -70℃) 文献: 1. Bode AM & Dong Z. Post-translational modification of p53 in tumorigenesis. Nature Rev. Cancer 4:793 (2004)
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