製品番号:65-200
キーワード: ヒトヘルペスウイルス6、U100 遺伝子、糖タンパク質、CD46、CD134、BetaherpesvirinaeRoseolovirus 突発性発疹、免疫低下状態
背景: ヒトヘルペスウイルス6 型 (HHV-6) は、ヒトヘルペスウイルス6A (HHV-6A) およびヒトヘルペスウイルス6B (HHV-6B) の総称である。これらの近縁ウイルスは、ヒトが主要な宿主であると知られている9 つのヘルペスウィルスによる感染のうちの2 つである。HHV -6A およびHHV -6B は、ベータヘルペスウイルス亜科、ロゼオロウイルス属に属する二本鎖DNA ウイルスである。HHV-6A およびHHV-6B は、検査をするとほぼヒト集団のすべてに感染している。HHV -6A とHHV-6B の間の全体のヌクレオチド配列の同一性は90%であり、其れ等は、2012 年より別種に分類された。 HHV-6A は神経毒性がより強いとみなされており、多発性硬化症のような神経炎症疾患患者により頻繁にみられる。 HHV-6B、主要な感染は、一般的な小児病である突発性発疹 (また小児バラ疹または第6 病として知られる)の原因である。さらに、移植レシピエントによくみられるHHV-6B の再活性化は、脳炎、骨髄抑制および肺炎など数種類の臨床症状を引き起こすことがある。 HHV-6 のU100 遺伝子によってコードされるgQ1 は糖タンパク質でgH、gL およびgQ2 と共に複合体を形成し、HHV-6B ではCD134 受容体へ結合するリガンドを形成し、HHV-6A ではCD46 受容体に結合するリガン ドを形成する。gQ1 は2つの異る形で発現する;80 kDa 型と74 kDa 型で、前者だけがgQ2 gH gL と複合体を形成し、細胞のレセプターと結合するリガンドを形成できる。リガンドは脂質ラフトと結合する。
用途 1) ウエスターンブロッテイング (アッセイ依存) 2) 免疫沈降 (アッセイ依存) 3) 免疫蛍光染色および免疫細胞化学 (~200 倍希釈) 4) フローサイトメトリー (アッセイ依存) 5) ELISA (アッセイ依存)
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